[Carlos Aguirre / Argentina]
《Day2 | 11.24(sun)出演》
現代アルゼンチン音楽を代表する孤高の存在にして生ける伝説。 ネオ・フォルクローレ・シーンの精神的な支柱として、厚い信頼と幅広い支持を得る コンポーザー/ピアニスト/シンガーそして詩人。 1965年、アルゼンチンのエントレ・リオス州の小さな村、セギーに生まれ、同州の州都パラナの郊外、 パラナ河のほとりに住み、大自然のなかで創作活動を続ける。 「カルロス・アギーレ・グルーポ」名義での作品は、一つひとつ手描きの水彩画を封入するなど 強い美意識とこだわりを感じさせ、もはや音楽を超えたアート作品の域に達している。 日本でも一部の音楽ファンから熱烈な支持を得ていたが、CDがほとんど輸入されず、 インターネット等で得られる彼についての情報も乏しかったため、知る人ぞ知る伝説的な存在だった。 2010年夏、初来日を果たし全ての公演がソールドアウトとなるなどその人気に一気に火がついた。 今回ソロ名義のツアーとしては、実に7年振りの来日。 彼の音楽に込められているのは、自身の住むエントレ・リオス州だけでなく、 アルゼンチンそして南米全体で進む環境破壊への憂慮、そして先住民族(インディオ)が 汎南米的に残した文化的・音楽的な遺産を背景にした、自身の故郷に伝わる伝統音楽を残し、 継承したいという思い、そして「音楽は人と人をつなぐもの」という彼の信念から発せられる、 深い愛のメッセージ。美しい旋律と滋味深い歌声が聴衆をやさしく包み込むステージ。