ザ・ピアノエラ 2017

11月25日(sat), 26日(sun)

東京・めぐろパーシモンホール 大ホール

自分にとって(ピアノを弾く立場から言うと)ピアノはとても遠い存在だ。しかしある事をきっかけにしてピアノという楽器に近づく事が出来たかもしれないと不意に思える機会があった。それはこの今年で3回目の開催となる「ザ・ピアノエラ」の初年度開催時に出演者としてステージに立ち、他の出演者の演奏に接するチャンスがあったからだ。
二日間にわたり六人の世界的なピアニストが一つの楽器を奏でる多様な響きとそれぞれの深度。そこでは必ずや”現代のピアノミュージック”がたち現れる事でしょう。是非そこに立ち会い耳を開いて欲しい。

中島ノブユキ

「ザ・ピアノエラ」という素敵な名前。
ピアノの時代がやってきた。
たったふた晩で、こんなにも濃密に、世界中の新しいピアノ音楽を味わえるなんて。
ピアノを弾いてきた僕にとっては、夢のような時間です。

ピアノというのは、とても大きな楽器ですから、気楽に持ち運ぶことはできません。
他の楽器だと外に持っていったり、肩に乗せたり、抱きかかえたり。
ピアノの場合は、自分の家にあるピアノですら、「ピアノに会いにいく」感じになります。
そして、ピアノは「我が家」のようなものです。
何処か遠くにいっても必ず帰ってくる場所。
心からくつろげる場所。

ピアノを奏でられる時間というのは、心を裸にできる時間で、
何かに衝撃を受けて言葉にならないとき、どうしようもない新しい感覚が自分の中に芽生えたとき、
そこにあるピアノを弾けるだけで、懐かしくて大きな、大切なところに連なっていける心持ちになれます。

最近は、山に引っ越したものですから、窓を開け放って、
山の生き物たちが自分のピアノを聴いているんだという心持ちで演奏するようにしております。
一緒に音を響かせて、新しい時空を一緒につくってみるのが、なにより楽しい日々です。
ピアノエラでもチャレンジできればと思っています。

高木正勝

ザ・ピアノエラは“今”のピアノ音楽の流行を捉えピックアップしている世界でも類を見ないフェスティバルです。ポスト・クラシカルを含む現代の多様なピアノの演奏スタイルが一堂に会し、一人ひとりのピアニストがワクワクドキドキしチャレンジングな演奏を披露するのです。それがまさにこのフェスティバルの神髄であり、演奏者にも観客にも真の新しいピアノ音楽の時代=ピアノ・エラを築いている瞬間である事を感じさせてくれるのです。
前回、この大変意義のある国際的なフェスティバルに招かれた事をとても光栄に感じています。ピアノエラでみなさまのピアノ芸術への探究心をよりかき立てください。

The Piano Era Festival is a trendsetter and scout in contemporary Piano music. Post classical, and many different styles of modern piano playing are gathered, played by the most interesting and challenging pianists of our time. It really feels as if right now we are experiencing a new piano era, and this festival catches the spirit. It was my pleasure to be invited to this important international festival and I wish much success in your pursuit for the art of piano.

ヘニング・シュミート Henning Schmiedt

前回出演させて頂き、2日目に客席から観たVardan Ovsepianさんのピアノの音色に衝撃を受けました。 美しいタッチに心を奪われ、夢中になりました。 彼のピアノは今でも耳に残っています。 パーシモンホール全体を包み込んでいたようでした。 人生の中でも貴重なピアノとの出会いが、「ピアノエラ」には待っているのかも知れません。

haruka nakamura

演奏者として夢見る本番前の完璧なサウンドチェック、全てのクルーが達成する最高級の準備。
私たちが夢想するコンサートホールの申し分のない音響と、その完璧なデザイン。
そのうえ、イメージしうる最高に傾聴深き、リスペクトフルなオーディエンス。
プロセスのあらゆる段階でマジックを作り出すオーガナイザーたち。
これらはすべて、ザ・ピアノエラにおける全ての真実である。

As performers we fantasize about a perfect soundcheck before a concert, where every crew member completes tasks at highest level. We can fantasize about the venue with impeccable acoustics and flawless design. Or we fantasize about the most careful and respectful audience. We also fantasize about that organizer who creates magic in every step of the process. This was all true at The Piano Era

タチアナ・パーハ/ヴァルダン・オヴセピアン
Tatiana Parra/Vardan Ovsepian

ザ・ピアノエラ2013に参加した体験は秀逸でした。オーガナイズ、ピアノ、コンサートホール、全てが素晴らしかった。あの夜、私はアンドレ・メマーリ(ブラジル)、それから矢野顕子さんという二人の卓越したピアニストとひとつのステージを共有しました。とても驚いたことに、私たちそれぞれに別のピアノが三台用意されていて、それらはいずれも最高級のピアノだったのでした。
私の一番の思い出は、招待されて名誉に感じたこと、そして2013年の日本ツアーへも有意義にオーガナイズしてくれた、フェスティバルのスタッフに感謝したこと。ザ・ピアノエラでの素敵な経験はそのハイライトでした。

I have been to THE PIANO ERA 2013 festival and my experience was excellent. The organization, the pianos, the theater, everything was magnificent. That night I shared the stage with André Mehmari (Brazil) and Akiko Yano (Japan), two sublime pianists. An extremely surprising detail was that each of us played in three different pianos, all excellent, great piano of the best quality. My best memories of being there, I felt privileged to have been invited and I am grateful to staffs to have organized so effectively my tour to Japan 2013 which culminated with that great experience in THE PIANO ERA.

ノラ・サルモリア Nora Sarmoria

4年前にこのステージに立った。無限の宇宙に放り出されたような静寂の中、鍵盤に指を下ろすとピアノ音が光の弧を描くように解き放たれた――。
あの日の演奏にはもう二度と出会えない。競演者たちが音に込めたエネルギーが会場を満たし昇華していくまでを、共に感じた。
ピアノエラ、この時、この場所でしか味わえないスペシャルな感動、ぜひ出会いに来てください。

平井真美子

ハウシュカがつづけてきたプリペアード・ピアノの驚くべき探求は、この作品によって別次元へと到達した。

ダスティン・オハロラン

ボボ・ステンソンは北欧ジャズのレジェンドでありいつも私を感動させ奮い立たせてくれます。ヤン・ガバレクと一緒にレコーディングした時の事は今でも忘れられません。”Loki”はiPodに入れて何度も繰り返し聴いていて、何度聴いても強烈な刺激を受け続けています。

Bobo Stenson is a Scandinavian jazz legend and an inspiration for me. I remember being obsessed with his collaborative recordings with Jan Garbarek. There is a piece called Loki which is playing on repeat on my ipod and is such a big inspiration for me.

ティグラン・ハマシアン Tigran Hamasyan

ボボ・ステンソンはピアニストたちにとって、大切な秘宝のような存在です。この数十年にわたりヨーロピアン・ジャズの主役であり続けています。 彼のスタイルは非常に抒情的で洗練されているのにも関わらず、聴いている人はいかなる瞬間でもジャズ本来のルーツを聴き取ることができる。 いわゆるヨーロピアン・ジャズやノルディック・ジャズを呼ばれるシーンを、創り上げてきた立役者の第一人者なのだ。受け継がれてきた伝統的なメロディからフリージャズの域に至るまでの幅広いサウンドを、常に全霊を込めて限りなく美しく奏でていく彼の演奏を、この機会に必ずや体験してほしい!

Bobo Stenson is one of the most well kept secrets in the small group of piano masters. He has been a main figure of european jazz for decades. His style is very lyrical, sophisticated but you can always feel the jazz roots, he is one of the architects of the european/nordic jazz scene. From Folk Melodies to free jazz he always plays with heart and beauty. I recommend you go and check him out!

ヤロン・ヘルマン Yaron Herman

私が初めて、ボボ・ステンソンの音楽に出会ったのは、ECMの"witch-tai-to"を聴いた時だった。その当時、15歳だった私はその音楽のあまりの美しさに吹き飛ばされそうなほどの感動を覚えた。それはまるで、太古の神秘的なインスピレーションに取り憑かれた一人の人間から比類なき音楽が生み出されているかのようだった。

ボボ・ステンソンの力強い演奏は私を含む、今を生きる多くのピアニストにとってインスピレーションの源泉になっている。そして、キース・ジャレットの音楽にもどれだけ、ボボ・ステンソンが影響を与え、貢献したかを感じることが出来るだろう。

彼のコンサートは美しい瞬間に溢れている。彼の偉大な楽曲、ジャズ・スタンダードの解釈は現代的でありながらも、伝統的なジャズへの深い愛に満ちている。みなさん、現代の最も偉大なジャズの巨匠のコンサートをぜひ、楽しんでください。

ジョバンニ・ミラバッシ

《THE PIANO ERA》は、世界中でもっとも美しいピアノフェスティバルのひとつ。ファーストクラスのコンサートホールにピアノ、オーディエンス、そしてヴァラエティに富んだ ピアニスティックな視点の数々。
黒と白による沢山の色!多くのカルチャーが、グランドピアノの神聖な 88 鍵の上に一堂に同居している。そして日本のオーディエンスは、他のどの場所とも違うかたちで私の心を動かした。人々は音楽を心から愛し、また必要としていました。関係する全ての方に祝福を。そしてふたたび《THE PIANO ERA》に戻ってくることを願っています!
このファンタスティックな才能の集いが長く続きますように。
『トーキョー・ソロ』( 同フェスティバルでのライブ録音作 ) はその完璧な夜の、完璧な思い出で、沢山の音楽的マジックに包まれています。アンフォゲッタブル!

THE PIANO ERA is one of the most beautiful Piano festivals in the whole world. First class hall, instruments, audience and a wide variety of pianistic points of view. Many colors in black and white! Many cultures coexisting at the same space, on the sacred 88 keys of a grand piano. And the Japanese audience moves my heart like no other. They really love and need the music around them. Congratulations to everybody involved and I hope to come back to THE PIANO ERA again in the future!
Long life to this fantastic gathering of talents.
"Tokyo Solo" (live recorded album from the festival) is the perfect memory of a perfect night, full of music magic. Unforgettable.

アンドレ・メマーリ André Mehmari

ピアニストは普段、音楽に向き合っているはずですが、この日だけはピアノに向かわざるを得ないという独特な緊張感があったのを覚えています。そんななか、今年は友人でもあるハウシュカが出演するということを知り、とても嬉しくなりました。ハウシュカこそある意味で、ピアノそのものに向き合ってきたミュージシャンだからです。作曲家としての近年の広がりの一方で、ピアノにシンプルに対峙するハウシュカを観られるのがとても楽しみです。

阿部海太郎

ザ・ピアノエラ 2015 で演奏して、とても心を動かされたし、僕のキャリアの中で最高の経験のひとつだ。 クルー、素晴らしいピアノ、最高のホールとオーディエンスの反響......それに幸運なことに、僕の最新ソロアルバム 『アンドレス・ベエウサエルト』を録音することもできた。その全てに感謝しているよ。
嬉しい知らせは、この惑星における二人の最愛の音楽家で、親しい友人でもあるディエゴ・スキッシとマリオ・ラジーニャがプレイするってこと。みなさん全員に、よろしく!

Im was very moved to play in The piano era, was one of my best experience in my carrer, the crew, the amazing piano ,the awesome venue and the audience feed back, and also i was lucky for have had the recording live concert in my last solo album “Andrés beeuwsaert”. thanks so much for everything Im very happy to know to two of my favourite musicians in the planet and close friends Diego Schissi and Mário Laginha going to play there next month.
best for all of you

アンドレス・ベエウサエルト Andrés Beeuwsaert


THE PIANO ERA BACK NUMBER / 2015 / 2013