ザ・ピアノエラ 2022

The Piano Era 2022

[Day1]

1119(sat) [16:15 open / 17:00 start]

タチアナ・パーハ & アンドレス・ベエウサエルト
Tatiana Parra & Andrés Beeuwsaert / Brazil, Argentina
現代ブラジル最高峰の知性派シンガーと、アルゼンチン音楽シーンを代表するピアニストのデュオ。2011年作『Aqui』が南米音楽の新しい名作として評価を確立するなか、翌年にデュオ活動を休止。以降も世界中の音楽家たちに影響を与え、参照され続けてきた伝説的なコラボレーションが、この日ついに奇跡的な再会を果たす。
タチアナ・パーハの透明感と芯の強さを持つ歌声。完璧な音感、複雑なパッセージも難なくこなす技巧力、コンサートピアニストとしてキャリアをスタートした高い音楽性と解釈力を併せ持つ、唯一無二のシンガー。

アンドレス・ベエウサエルトは、現代アルゼンチン音楽シーンを名実ともにリードするグループ<アカ・セカ・トリオ>の音楽的キーマンであり、ソロアーティストとしても個性的な器楽作品を複数リリース。

日本でもそれぞれのリーダー名義で複数の来日ツアーを行っているが、本デュオとして記念すべき初来日公演がザ・ピアノエラ2022で実現する。
Cicada
Taiwan
作曲とピアノを担当するJesy Chiangを中心に結成されたPf, Vc, Vn, G編成の台湾の室内楽アンサンブル。人々がセミを形ではなく、音によってその存在を知ることからこの名前が付けられた。台湾の自然と文化に立脚し、CICADAしか表現できない、ウェットなアジア感とクールなポスト・クラシカルが融合した高い音楽性が魅力。その魅力を請われ、平野啓一郎原作・石川慶監督の今秋公開の日本映画『ある男』の音楽を務める。

2010年にÓlafur Arnaldsのライヴのオープニング・アクトとしてデビュー、ファーストアルバムが台湾で大ヒットを記録し、台湾で最も勢いのあるアーティストに成長した。2015年に「Ocean」でFLAUよりワールドワイド・デビュー。翌年にはグループの初期作をまとめたコンピレーション「Farewell」をリリースし、初来日ツアーも成功を収めた。台湾の愛する海と地上の生命に捧げたというアルバム「White Forest」、2回目となる来日ツアーを挟み、2019年に結成10周年を記念した新作アルバム「Hiking in the Mist」を発表。
https://cicada-tw.com
haruka nakamura
Japan
haruka nakamuraが共に全国を巡ったorbe × Meadowの二人をフィーチャーし、今回のピアノエラのための特別なセットリストのステージ。
haruka nakamura
青森出身/音楽家
15歳で音楽をするため上京。2008年1stアルバム「grace」を発表。それまで主にギターを弾いていたが、2ndアルバム「twilight」以降、ピアノを主体に音楽を作るようになる。ミュート・ピアノソロアルバム「スティルライフ」「Nujabes Pray Reflections」など、いくつかのオリジナル・アルバムを発表。最新作はTHE NORTH FACEとのコラボレーションで原宿の新店舗ビルSphereのために四季を通じて四枚のアルバムをリリースするシリーズ「Light years」。2020年より自主レーベル「灯台」を立ち上げ、「灯台通信」で手紙のように自身の言葉を伝える発信を行う。北海道の馬だけが取り残された島「ユルリ島」とのMVや、ナチュール・ワイン「BEAU PAYSAGE」とのワイン、画家ミロコマチコとのライブペインティングなど多岐にわたるコラボレーションがある。
杉本博司「江之浦測候所オープニング特別映像」CITIZEN「BASEL WORLD」などの映像音楽を手掛け「早稲田大学特別映像」では大隈講堂で早稲田交響楽団と共演。NHK「ひきこもり先生」 Hulu「息をひそめて」 TVドキュメンタリー「安藤忠雄・次世代へ告ぐ」 任天堂「どうぶつの森」 ポカリスエット「NEO合唱 ボクらの夏」など、ドラマ、映画、CMなどの音楽を担当。
現在はorbe × Meadow TOUR「遠い声」で全国を巡っている。
長い間、旅をしながら音楽を続けていたが、2021年より故郷・北国に帰り音楽をすることにした。
https://www.harukanakamura.com
田辺玄
guitar・flute・sound engineer
山梨県出身。2015年、生まれ育った山々に囲まれた土地に制作の拠点”Studio Camel House”を構える。これまでにアコースティックギターをメインにした「風と音と」、内と向き合った静かなるアンビエントアルバム「yaora」のソロ2作をリリース。演奏家・エンジニアとしても多くの作品やCM・劇伴などに携わり、日々音と向き合い生活をしている。
orbe(w/ haruka nakamura)、みどり(w/ 森ゆに、青木隼人) 、WATER WATER CAMELとして演奏活動を展開。
https://studiocamelhouse.com
Meadow(メドー)
baobab、カテリーナ古楽器研究所として活動するmaikaのsolo project。
2021年始動。自身のヴォーカル、ピアノ、フィドルやヴィオラなどを軸に、抽象的かつ、風景の中を漂うような音世界が響く。水の漂いや光のプリズム、風にたなびく草原、自然に身を委ね包まれるような感覚、時にスモーキーさも含んだサウンドが流れる。
2021リリースされた1st EP「eau」に続き、田辺玄、haruka nakamuraをはじめ、あだち麗三郎、鈴木雄大、石川真由子、須藤ヒサシ、松本未來など様々なアーティストをゲストに迎えたフルアルバムを初夏にリリース予定。(「Nujabes PRAY Reflections」/haruka nakamuraへボーカル・フィドル参加。
「yaora」/gen tanabeへ声で参加。)
Meadowとは、草原を意味し、またMeadow gardenは、自然の生態系により近い庭づくりを意味する。家と外の世界を繋ぐような庭。

[Day2]

1120(sun) [15:45 open / 16:30 start]

テリー・ライリー
Terry Riley / USA
御歳87歳。真のリビング・レジェンド。今回のピアノエラではグランドピアノを演奏予定、純正律ピアノのために書かれた楽曲の演奏を予定している。ファンならずとも体験する全ての人の宝になる貴重な機会となるであろう。

「in C」(’64)によって、「ミニマル・ミュージックの父」として世界的に認知されているが、彼の本質は「サイケデリック」である。「You’re No Good」(’67)に聴かれる大胆なカットアップは、今日のループ/サンプリング的発想の原点。「A Rainbow in Curved Air」(’69)はザ・フーの代表曲「Baba O’Riley」をインスパイアするなどした大名盤。’60年代、日の入りから日の出まで開催した「All-Night Concert」はレイヴ・パーティーの原型と言えよう。また、北インド音楽の巨匠Pandit Pran Nathの弟子として’70年代初頭から’20余年に渡り世界中に同行した。
横尾忠則、久石譲、ジム・ジャームッシュ等、大ファンを公言している表現者は数多い。’20年より山梨県在住。鎌倉で月一度、ラーガ教室「Kirana East」も行っている。
https://twitter.com/nimconpoopoo
ダン・テファー “Natural Machines”
Dan Tepfer “Natural Machines” / USA
ニューヨーク・マガジンが“最も冒険的な音楽家のひとり”と賞賛。1982年生まれ。米国ニューイングランド音楽院を卒業後N.Y.を拠点に活動。2007年からジャズ・サックスの重鎮リー・コニッツとのコラボレーションを続ける一方で数々のリーダーアルバムを発表し、バッハの楽曲に取り組んだ『Goldberg Variations/Variations』(2011年) が大きな話題を集める。ベン・ウェンデルとのデュオなど音楽シーン最前線で活躍する一方で、エジンバラ大学で天体物理学の学士号を取得。今回のピアノエラで披露する「ナチュラル・マシーン」は自然の歩む道と機械の歩む道の“交差点”を音楽で探るプロジェクト。ヤマハの自動演奏ピアノ“Disklavier”とダン・テファー自身が作り上げたコンピュータープログラム、さらに楽曲の骨組みを可視化する映像で展開されるステージ。曲は全て即興。テファーが弾いた即興演奏をプログラムがリアルタイムに感知し、独自のアルゴリズムで対話するようにDisklavierに演奏を促す。それを受けてダンがまた即興で音を重ねる。1 台のグランドピアノで表現される、幻の手との見たことのない連弾二重奏。さらに今演奏している即興連弾楽曲の骨組みを可視化してリアルタイムで映像投影。音程や強弱、リズムやハーモニーなど音楽のある側面を映像化して表現する。人間とテクノロジーの融合を通じて未来の音楽の可能性を提示する画期的プロジェクト。
https://www.dantepfer.com
高木正勝
Takagi Masakatsu / Japan
音楽家・映像作家 1979年京都生まれ。12歳から親しんでいるピアノを用いた音楽、世界を旅しながら撮影した「動く絵画」のような映像、両方を手掛ける作家。
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』のドラマ音楽、『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』の映画音楽、CM音楽やエッセイ執筆など幅広く活動している。
最新作は、小さな山村にある自宅の窓を開け自然を招き入れたピアノ曲集『マージナリア』、エッセイ集『こといづ』。
www.takagimasakatsu.com